事例紹介・コラム

事業者様

弊社とオーナー様の「想い」を
ALZOがつなげてくれた

株式会社松屋フーズ
店舗開発部 部長 岡田 恵一 様
店舗開発部 課長 利倉 茂 様
店舗開発部 グループマネジャー 畑守 正和 様

左から利倉様、岡田様、畑守様

商品開発力を武器に、「松屋」「松のや」など10のブランドを全国展開

弊社は1軒の中華飯店からスタートし、「安い・美味い・早い・お腹いっぱい」にこだわって「牛めし」の提供を始めました。現在、全体で1200ほどの店舗を出店していますが、No.1ブランドの牛めし「松屋」が約1,000店舗、続いてNo.2ブランドのとんかつ業態「松のや」が約200店舗、No.3ブランドのカレー業態「マイカリー食堂」が約30店舗と3本柱となっています。他にもラーメンや寿司、ステーキ、そば、割烹、カフェなどの7業態を合わせた10のブランドを展開中です。当社の強みは商品開発力。BSE問題が起こった時は「松屋」でいち早く「豚めし」を開発しましたし、今でも月に2回は新メニューを出しています。商品開発力は他社よりも秀でていると自負していますし、それが多業態展開にもつながっています。

「できるだけ体にいいものを」ということで無添加にもこだわっており、原材料選びから力を入れています。富士山工場では、採れたばかりの野菜を地下から汲み上げた天然水で洗い、カットしてその日のうちにお店に送ることで、みずみずしい状態でお客様に提供できる仕組みを整えています。また、天然水を使って豆腐や温泉卵を作ったり、2021年からは養豚を始めたので、ゆくゆくは松屋のブランド豚を提供していきたいですね。「安心・安全」をキーワードに、安さの中にもこだわりを持ち、良いものを提供していくことを理念に掲げています。

他にも、店舗で回収した生ごみを堆肥化して農家さんに無償で提供するなど、食のリサイクルにも力を入れています。SDGsの取り組みとしては、外食産業では食品リサイクルの目標が50%となっていますが、弊社はすでに80%以上を実現しており、これは業界内でもダントツの数字です。リーディングカンパニーとして、売り上げを上げることだけでなく、こうした取り組みもしっかり続けていこうと考えています。

株式会社松屋フーズ 富士山工場

コロナ禍によりお店づくりが変わったことで、チャレンジの幅が広がっている

株式会社松屋フーズ 店舗開発部 部長 岡田 恵一 様 コロナ禍で大きな打撃を受けた外食産業ですが、その中でニーズが大きくなっているのが「宅配」や「テイクアウト」です。弊社の場合、緊急事態宣言前はお弁当のお客様は2割ほどでしたが、現在は約6割になっています。今後はソーシャルディスタンスを確保したうえでの「お持ち帰りしやすい動線づくり」が店舗作りの1つのポイントになっていくだろうと考えています。また、従来であればロードサイドの店舗なら駐車場があればよかったのですが、今後はドライブスルーのような機能も必要になってきます。つまり、今まさに、お店づくりそのものが変わっているところなのです。

弊社は首都圏に約700店舗を出店しており、中でも駅前の店舗が多く、ロードサイドの店舗は競合他社に比べて少なくなっています。アフターコロナを見据えると、駅前にこだわらない新たな出店、例えば住宅地に近いところや、便利なロードサイドの店舗などを増やしていく必要があると考えています。また、2業態以上のメニューを楽しめる複合型店舗やセルフ型、高速道路への出店なども推進しています。そういう意味では、今後いろいろな可能性を考えていけるブランドだといえるのかもしれません。

担当者が間に入ることで、双方が納得のうえで進められる良さがある

株式会社松屋フーズ 店舗開発部 部長 岡田 恵一 様 今回、三井不動産リアルティ様を通じてオーナー様とのマッチングを実現しました。オーナー様はご所有されている土地を有効活用したいと考える中で、「近所の方が気軽に使える飲食店がなくて困っている」という課題をお持ちで、すごく地域のことを考えていらっしゃいました。また、オーナー様自身が弊社のファンで、なおかつ松屋のブランドは地域に合うものだとご判断いただけたのです。弊社としても、住宅地に近いロードサイドの物件を増やしたいと考えていましたので、お互いの想いがうまく繋がったことが今回のポイントだったと思っています。この想いを繋げてくれたのが、三井不動産リアルティ様の担当者です。間に入り、弊社とオーナー様の想いを丁寧にまとめてくれたからこそ実現した出店です。

マッチングにおいて経済条件以外でとなると「弊社のことを好きになってもらう」以外にはないと思っています。三井不動産リアルティ様が、弊社の良さを直接アピールできる場を設けていただけましたし、客観的にオーナー様が判断いただける材料を整理してくださったので、そこはすごくありがたかったです。「たった500円の商品にどれだけのこだわりを持っているか」といった想いの部分についても、直接オーナー様に説明できるのは、すごく大きいですね。もちろんこちらの魅力をただ伝えるだけでなく、オーナー様側に立って心配事を解決していただける三井不動産リアルティ様の存在はオーナー様にとって安心感が大きいと思います。双方が一番納得いくかたちになるよう、三井不動産リアルティ様が間に入って条件などをまとめていただいたことや、調整していただけたことに、すごく感謝しています。

ビジネスパートナーを探す感覚で「ALZO」を活用してみては

株式会社松屋フーズ 店舗開発部 部長 岡田 恵一 様

飲食店をオープンすれば、大変なことも含めいろいろなことがあると思います。そんな時でも、我々事業者とオーナー様の間でしっかりとした信頼関係があれば、乗り越えていけるものです。だからこそ、そこをしっかり築いていける三井不動産リアルティ様がスタートする「ALZO」の仕組みはすごく貴重であり、当社にとっても、オーナー様にとっても、非常に良いものだと考えています。飲食店での土地活用を検討していなかった方が、「ALZO」をきっかけに飲食業に興味を持ってくれたら大変嬉しいですし、そうした可能性を広げていけることも、このサービスの良いところではないでしょうか。「建てる活用」が初めてで分からなかったとしても、弊社や「ALZO」の担当がサポートしていけると思います。ビジネスパートナーを探すつもりで「ALZO」を利用してもらえたら良いのかもしれませんね。

コロナ禍で苦戦を強いられている外食業ですが、「ピンチはチャンス」であり、弊社も今後はコロナ禍に合った店作りをしっかりと進めていこうと考えています。その時に、まだまだ出店の余地が多い弊社としては、引き続きいろいろなチャレンジをしていきますので、「ALZO」を通じて興味を持ってもらえたら嬉しいです。

株式会社松屋フーズ

企業情報

株式会社松屋フーズ

事業内容/飲食事業(牛めし定食業態「松屋」、とんかつ業態「松のや」、カレー業態「マイカリー食堂」、寿司業態「すし松」、鮨・割烹業態「福松」、中華業態「松軒中華食堂」、トマトラーメン業態「トマトの花」、蕎麦業態「松そば」、ステーキ業態「ステーキ屋松」、カフェ業態「café terrasse verte」)、フランチャイズ形態による飲食店業の技術および経営指導など
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